実態調査から、これからの地域包括支援センターを考えました

11月19日(土)、ひと・まち交流館において第122回の研修会を開催しました。講師は佛教大学名誉教授の浜岡政好さん。浜岡先生は京都市高齢者施策推進協議会前会長として、長く京都市の「高齢者保健福祉計画」と「介護保険事業計画」の策定にも関わって来られました。その先生が、当会の地域包括支援センター実態調査報告をどうご覧になったのか感想や意見を聞かせて頂き、またこれからの「地域包括支援センター」はどうあるべきなのかを語って頂きました。
報告書については市民による継続的な調査活動そのものに意義がある、数値のデータだけでなく質的データ(自由記述等)が丁寧に紹介されている、そして市民目線でより良いものに近づけるための知恵を集める呼びかけになっていることを評価して頂きました。
そもそも「地域包括支援センター」とは何か、地域包括支援センターがめざす「地域包括ケアシステム」とは何かということをわかりやすくお話し頂いたので、このような内容についてこれまで余り知らなかったという参加者からもよくわかったとの声を頂きました。
そのうえで、ありたい地域包括支援センター像の創造に向けて、報告書の中の「調査のまとめ =京都市への要望=」を改めてご紹介頂きました。特に住民参加の指摘は重要である、介護や介護予防は当事者の生きる意欲に関わっている、当事者や住民の意欲を抜きに専門家だけで「地域包括ケア」は実現しない、という内容が心に響きました。
講演のあと休憩時間に寄せられた質問にも丁寧に回答して頂きました。
市会議員、地域包括支援センター職員や介護事業所の方など幅広い参加者も得て充実した研修会になりました。
詳しい内容は会報12月号に掲載しますのでお楽しみに。

研修会資料を浜岡先生ご了解のもと、添付しています。ご覧ください。
これからの地域包括支援センターのあり方を考える2022.11.19研修会資料

「京都市地域包括支援センター実態調査報告」は下記URLをクリックして申し込んだ方にお送りします。
https://customform.jp/form/input/126951
頒価は300円+郵送料です。