京都市高齢サポート(地域包括支援センター)研修会の報告、当日資料もご覧ください

9月18日(土)、ひと・まち交流館において第113回の研修会を開催しました。講師は京都市保健福祉局、担当課長の田坂泰士さん。
高齢になっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けたい。そう思われている方は多いと思いますが、そのために市内全域をカバーする61箇所の「高齢サポート」を中核として地域包括ケアシステムが構築されています。その内容と取り組みについてお話して頂きました。
ちなみに介護保険法で2006年に設置が定められたのは「地域包括支援センター」ですが、京都市では愛称を公募し2012年より「高齢サポート」と呼んでいます。京都市からの委託事業として行っている相談窓口としての仕事と、要支援者や事業対象者の介護予防ケアプランを作成する仕事を担っています。それに加え京都市独自の取組として一人暮らし高齢者への訪問活動も2012年から実施。さらに2014年の介護保険改正で地域支援事業の中身が充実し、高齢サポート主催の地域ケア会議が重要な役割を果たすようになっているとのことでした。
高齢サポート以外の「在宅医療・介護連携支援センター」や「認知症初期集中支援チーム」、「地域支え合い活動創出コーディネーター」にも言及され、盛りだくさんな内容でした。
高齢サポートは私たちにとって身近な存在であり、これからも理解を深めたいと感じた研修会でした。
当会では2012年に「京都市地域包括支援センター聞き取り調査」を行いましたが、今年度の事業計画として第2回実態調査を予定しています。研修会終了後、その調査実施に向けての話し合いを行いました。
研修会および打ち合わせの詳しい内容は会報10月号でご紹介します。

研修会資料を田坂課長ご了解のもと、添付しています。ご覧ください。
113回研修会資料  20210918